難く美しい機構
花のしがらみに絡む蛇
あなたが奪われませんように
やるせなき青
がんじがらめの若さ
安らかに息づく夜を引きよせて
この影が私なのかあなたなのかもわからない
薄あかりに浮かぶ正しさ
氷りついた秘密を口にふくむ宵
いつも誰かが何かに祈っている
恋と罅
庭でまだ影を捜している男
頬杖をついたままプラムを齧っていた少女
日ごと世界を閉じこめる手
傷つきやすさの象徴
貧しいあなたのかさついた肌に同情したことを隠して好きだと呟いた
この夜はきっとまだ深められる
この淵に足をとられている
秘密が鏤められた夜に顔をつけて
花のように匂い立つ身体の傷
虫のように食い破る意識の夢
傲慢の土に埋めるべきもの